トヨタRAV4も日本市場に復活
【トヨタRAV4も日本復活】
RAV4は、昨年日本市場に復活したホンダのCR–V同様、販売が好調な海外では販売が続けられ、日本市場からは撤退していたSUVですが、このRAV4も2016年7月の日本撤退から約3年ぶり4月販売を再開しました。
販売終了時点では3代目だったモデルも今回販売されるモデルは、海外で昨年2018年12月から一足先に販売されている5代目と進化しています。
日本では4代目は販売されなかったため、日本市場だけでカウントすれば4代目となりますね。
RAV4というと私には、デビュー当時販売が好調だった初代の3ドアのスモールSUVイメージ強く、現在のかなり大きくなったRAV4は、RAV4というよりC-HR「Jumbo」とかランドクルーザー「Mini」というようなネーミングのほうがよかったのではと、そう考えさせられるようなランクルシリーズとC-HRを足して2で割ったようなデザイン感じます。どちらかに似ているという訳ではないのですがね。
サイズ的にも両車の中間位に位置しますか。
初代と比較したサイズは、初代初期は3ドアのみとなっていたので、その3ドアと5代目のサイズを比べると全長プラス895mm、全幅プラス160㎜、全高プラス40㎜(サイズはグレードにより多少異なります。)と、現行の5代目がだいぶ大型化していますね。
これは、ホンダCR-Vも同じですが海外を主力に開発している車なので、どうしても大きくなりますね、ちなみにCR-Vも初代のサイズと現行のこちらも5代目のサイズと比較してみました。
全長プラス220mm、全幅プラス135㎜、全高プラス15㎜(サイズはグレードにより多少異なります。)こちらも現行の5代目が拡大しています。
そもそもCR-VはホンダがRAV4のライバルとして投入したSUVで、サイズは初代RAV4の5ナンバーサイズに対いてCR-Vは初代から3ナンバーだったため、RAV4ほどの差は出ていませんね。
2,018年8月に日本に再デビューしたホンダCR-Vは、販売面でSUV人気の中、苦戦しているようですが、RAV4はどうなりますか、C-HR、ランクルシリーズ、そしてサイズ的に近いハリアーは、販売好調なのですが、このRAV4はどうなるか、ちょうどいいサイズとうけて人気が出るのか、アルファード、ヴェルファイアとノア、ボクシーの間に挟まれ目立たぬ存在になった現行エスティマのようになるか、人気のランドクルーザーと絶好調のC-HRに挟まれ、さらにサイズ的に近いこちらも人気のハリアーもあり、やはり日本では苦戦するか。現在は販売開始直後ということもあり好調ではありますが、というところですね。
このクラスでSUVのライバルとなる車は、日産エクストレイル、スバルフォレスター、マツダCX-5あたりが直接のライバルになると思いますが、このクラスでは、エクストレイルを筆頭に比較的売れ行きは悪くはありませんね。
新型RAV4のデータは以下のようになります。
データは最上級のHYBRID G E-Four 5人乗りのものです。
【RAV4 HYBRID G E-Four 5人乗り】
主要諸元
- 全長:4,610㎜ 全幅1,865㎜ 全高1,690㎜
- ホイールベース:2,690㎜
- 車両重量:1,690kg
- タイヤ:225/60R18
- エンジン形式:A25A-FXS
- 総排気量:2.487L
- 最高出力:178ps/5700r.p.m.
- 最大トルク:22.5kgf・m/3600~5200r.p.m.
- フロントモーター形式:3NM
- 種類:交流同期電動機
- 最高出力:120ps 最大トルク:20.6kgf・m
- リアモーター形式:4NM
- 種類:交流同期電動機
- 最高出力:54ps
- 最大トルク:12.3kgf・m
- 燃費:WLTCモード 20.6km/L
- JC08モード 25.0Km/L
- 車両価格:3,817,800円(消費税含む)
※北海道地区除く
主な装備
- 7インチマルチインフォメーションディスプレー
- 合成皮革+ステッチ付きシート
- インテリジェントクリアランスソナー
- パーキングサポートブレーキ
- ブラインドスポットモニター
- 衝突回避支援パッケージ
主なメーカーオプション
- ナビDCMパッケージ
- ハンズフリーパワーバックドア
- パノラマムーンルーフ
【まとめ】
トヨタRAV4も日本市場に復活
このデータは最上級のものなので値段結構高くなっていますが、ハイブリッド車で4WD(E-Four)であること考えれば、必ずしも高いとは言えませんね。
RAV4は、ガソリン車が2,608,200円~3,348,000円、ハイブリッド車が3,202,200円〜3,817,800円(全て消費税を含む、北海道地区を除く価格)
ただ、エクストレイルのガソリン車が 2,231,280円〜3,275,640円、ハイブリッド車が2,623,320円〜3,598,560円(消費税を含むメーカー希望価格)
マツダCX-5が2,570,400円〜3,558,600 円(消費税を含む)
スバルフォレスターが2,808,000円〜3,099,600円(消費税を含む)
この4車種を比べるとRAV4が一番高価で、初代と車格は全く違いますね。
ちなみにCR-Vは、3,230,280円 (ガソリン車)〜4,361,040円(ハイブリッド車)と価格的にライバルから外れた感じなのですが、実はCR-Vはナビやパノラミックサンルーフ、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、さらに本革シートなどが標準装備(Masterpiece)となっています。
そこでRAV4の最上級グレードのHYBRID G E-Four 5人乗りに設定のない本革シート(RAV4は合成皮革シートが標準)以外をオプション装備すると車両価格が420万円を超え同レベルの価格帯となります。
加えてスリーサイズ殆ど変わらない寸法ですので、真のライバルは同じ日本復活組のCR-Vとも言えます。
しかし、RAV4の最低価格が260万円台に対してCR-Vは約60万円高い320円台からとなるので、下位グレードで検討する場合は、やはりライバルはエクストレイルやCX-5などが比較車になりますね。
そうなると選択枠の広いRAV4はCR-Vのような結果には、ならないということですかね。