N−BOX

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力

ホンダの軽自動車、超ハイトワゴン初代N-BOXがデビューしたのは、2011年12月、今から8年前になりますがホンダNシリーズの筆頭として登場しました。

ホンダのNは元をたどれば1967年発売のN360が元祖だと思いますが、2011年からNシリーズとしてホンダの軽自動車のブランドになりN-BOXから始まり、N360をモチーフにしたN-ONE、軽のミニバンN-WGN、商用車のN-VANと、消費者にとって分かりやすいシリーズ化となりました。

これは、それまで軽自動車にはあまり力を入れてこなかったホンダが本腰を入れた証でもありますね。

その結果、ホンダの軽自動車はNシリーズとオープンカーS660、商用車のアクティシリーズと整理されました。

そしてN−BOXには2014年に追加発売された派生車のN-BOX SLASHありますが、こちらは今回フルモデルチェンジはせず、2018年にマイナーチェンジを実施しています。

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力
Honda公式ホームページより引用 (初代N−BOX)

なお、2012年に追加され初代を継続販売していたN-BOX+(プラス)は、2018年2代目N-BOXの1グレードとしてスロープ仕様が追加されたため、廃止となりました。

Nシリーズが確立する以前のホンダの軽自動車は、ホンダとして普通車(登録車)に軸を置いていたためか、特にヒット車もなくホンダの軽といえばライフだけが思い浮かびますね。

スズキのアルトやワゴンR、それにジムニーなど、ダイハツにはミラ、タント、ムーブのように核となる車種が何車種かありますが、ホンダにはライフ以外はこれといった車種はなく、2代目Z(ゼット)、ゼスト、バモスといった短命車種ばかりでした。

まあスズキやダイハツのように軽自動車がメインではないと言ってしまえばそれまでですが、しかし、Nのシリーズ化でホンダの軽自動車は変わりましたね。

そのNシリーズの筆頭のN-BOXこれがデビュー翌年年度、翌年度といっても前年度12月のデビューですから実質3ヶ月の販売期間ですから、実際は2012年度が初年度になりますね。

その2012年度軽四輪車通称名新車販売台数でいきなり1位になり、14年度にタントに首位を譲ったものの15年度からは18年度まで3年連続トップ続け、2017年8月の2代目移行後は、さらに販売台数を伸ばし2位との差も広がっていますね。

正直、S660を除いて軽には興味がなかったので取り上げることは考えていなかったのですが、最近の愛車の点検予約と担当営業マンに用事があり日程を調整してもらったのですが、1週間後しか取れなくて、なぜ忙しいのか考えたのですが、CR-V(2018年8月発売)、インサイト(2018年12月発売)と、昨年の発売モデルは、どれもデビュー5年超えで6年目に迫るオデッセイといい勝負になるほど低迷している状況。
2017年のマイナーチェンジ後に売上を伸ばしたステップワゴンもセレナやヴォクシー3兄弟に差をつけられており苦戦、販売台数も減少。
フィットは今年全面改良が決まっているので若干ですがこちらも販売台数は減少、フリードはベストテン入りしているものの昨年より順位、台数とも落ちています。ヴィゼルはフルモデルチェンジが噂されモデル末期にも関わらず、登場以来ずっと負けていたライバルのトヨタC-HRに2019年上半期は僅差で上回り、1―6の販売台数も昨年を上回り普通車では唯一好調と言えるでしょう。

それではホンダでは何が売れているのだ考えた時、軽自動車ナンバーワンのN-BOXがありました。このN-BOX軽なので安くて売れていると思っていたのですが、私の担当のホンダディ―ラー営業マンから実際販売したN-BOXで一番高い乗り出し価格はオプション込みで280万円を超えたという話を聞いて、280万円ならフリードはもちろんステップワゴンも買える価格ですよね。

それでも、なぜ売れるHonda N-BOXの魅力ですか。

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力
Honda公式ホームページより引用

そんな高価なN-BOXが軽自動車販売ナンバーワンなら、これはもはや取り上げない訳にはいかないと思い、今回初めて軽自動車のN-BOXを題材にしました。

N-BOXは上述のように初代は2011年12月のデビュー、2代目は2017年8月にフルモデルチェンジを実施、2代目はフルモデルチェンジでもう2年経過しましたが直近の2019年6月の販売台数は前年越えで売り上げを伸ばしています。

そんなN-BOXの魅力を追求してみました。

第一は初代、2代目とも室内の広さですね、ホンダお得意の床を低く抑えることで室内を広くした結果、2代目の室内寸法は長さ2.240m、幅1.350m、高さ1.400m。

ライバルのタントは長さ2.180m、幅1.350、高さ1.370m。

ちなみに、7人乗り小型ミニバンフリードの室内寸法は、長さ3.045m、幅1.455m、高さ1.275mで、さすがに7人乗りなので長さは大差がついていますが、幅は 約10cm狭く、高さは逆に約12cm高くなります。

天井が高いと広く感じるのでN−BOXは寸法以上に広く感じますね。

それにエクステリアデザイン、初代カスタムは4代目ステップワゴンスパーダ思わせるフロントマスク、スパ―ダミニって感じですかね。

2代目カスタムはさらに洗練されて初代とはひと味違いますね。

ノーマルボディのほうも、ステップワゴンなどのノーマル車のように地味なおじさん車になっておらず、ターゲットを女性に定めているのか女性受けするデザインですね。

 

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力
Honda公式ホームページより引用

それとインテリアが特に2代目はいいですね、軽とは思えないデザインや装備で、材質もオデッセイやステップワゴンと大差ないですね。

それともオデッセイやステップワゴンが安っぽいのかも知れませんがね。

また2代目には全タイプに安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されています。

初代にオプション装備されるシティブレーキアクティブシステムとは桁違いの性能ですね。

初代は未装備でも売れていましたが、今は、どのメーカーも予防安全装備をどんどん導入していますからね。

それにしてもN-BOXの予防安全装備は、オデッセイやステップワゴンに付いている装備と同じ(それ以上)ですからすごいですねすね。

2代目N-BOXの主な装備と安全装備は以下のとおりです。

主な装備

  • スマートキーシステム
  • プッシュ式エンジンスタート
  • 両側パワースライドドア(タイプ別設定)
  • マルチインフォメーションディスプレイ
  • ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
  • ロールサンシェード(タイプ別設定)
  • パドルシフト(タイプ別設定)

主な安全装備

  • Honda SENSING
  • 全席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(タイプ別設定)
  • VSA(ABS+TCS+横滑り制御)

また、Honda SENSINGにはオデッセイやステップワゴンのHonda SENSINGはまだ装備されていないオートハイビーム、後方誤発進抑制機能も装備されています。

 

なぜ売れるHonda N-BOXの魅力
Honda公式ホームページより引用

主なグレード別の価格は、以下のとおりですが、

Normal車
G・Honda SENSING FF 1,358,640円 4WD 1,516,320円
G・L Honda SENSING カッパーブラウンスタイル FF 1,689,120円 4WD 1,819,800円
G・L ターボ Honda SENSING FF 1,695,600円 4WD 1,826,280円
G・EX ターボ Honda SENSING カッパーブラウンスタイル FF 1,848,960円 4WD 1,987,960円

Custom車
G・EX Honda SENSING  FF 1,752,840円 4WD 1,883,5200円
G・Lターボ Honda SENSING  FF 1,895,400円 4WD 2,026,080円
G・EXターボ Honda SENSING  FF 1,949,400円 4WD 2,080,080円

また、果たしてホンダのデイーラーマンが言うように乗り出し280万円台のN-BOXが本当にでるか、最上級のCustom G・EXターボ Honda SENSING 4WD 2,080,080円を選択して見積もりシミュレーションを行いました。

その結果、自分であったらいいなと思うディーラーオプションを10点近く選んだら何と300万円超えしまいました。

これは最上級の4WD車に価格を気にせずオプションを選んだ極端な例ですから、実際は中級グレードのFFにナビとフロアマットなどの必需品程度にすれば200万円程度で収める事も出来ますね。

でも、これだけ軽としては高価でも一番売れている車ですから、広い、装備がいい、スタイルがいいと、魅力いっぱいの車なのですね。

やっぱり、なぜ売れるHonda N-BOXの魅力ですね。

TOP

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です