5代目オデッセイ2度目のマイナーチェンジ
5代目オデッセイが、 7年目の今秋2度目のマイナーチェンジ実施を発表。やはり販売台数が少ないとフルモデルチェンジは難しいのでしょうか。
それはクルマだけではありませんね、売れない商品の売り場はない、ですね。
既に生産、販売を終了したトヨタエスティマも最終の3代目は、13年で3度のマイナーチェンジを行い、そして終売でした。
オデッセイの今回のマイナーチェンジはビッグマイナーと言われていてフロントマスク、リア、インパネのデザインが一新される予定を考えると、少なくともあと2年〜3年は5代目が続投し、3度目のマイナーチェンジを受けさら2年〜3年延命するか、それともフルモデルチェンジとなるか、あるいはエスティマのように生産、販売終了となるか。
鍵となるのは、今回のマイナーチェンジの結果(販売台数)が左右すると、言うことが大いに考えられます。一世を風靡したオデッセイの消滅の危機を救うことが出来るか、というところですか。
どちらも初代は、今まで無かったデザイン、今まで無かったカテゴリーの車ということで爆発的に売れましたが、寿命も同じくらいになるのでしょうか。(販売期間はエスティマ29年間、オデッセイあと3年で29年です)
現行オデッセイオーナーの私は、デザインや性能、装備と言うよりは、エスティマとオデッセイはサイズ的にも位置付けにしても中途半端ななところが、不振というか、販売台数が伸びない原因だと思いますね。
個人的にはアルファードみたいにバカデカくなく、ボクシーやセレナのように5ナンバーサイズに収めたデザインでもなく、オデッセイもエスティマもちょうどいい大きさだと思うのですが、Mサイズミニバンからのステップアップするユーザーは、LLサイズミニバンのアルファード/ヴェルファイアを選ぶのが既定の流れのようですね。
ノアやボクシーのユーザーはもちろん、セレナユーザーもそしてステップワゴンユーザーも流れて行く。
これが現実ですか。
LLサイズには他に日産エルグランドがありますが、このエルグランドも初代は一世を風靡したのですが、最近は存在感がまるでなくなってしまいましたね。
現行エルグランドは2010年5月デビューの3代目、既に10年を迎えたモデルで、このエルグランドも今秋の3度目のマイナーチェンジが発表されました。
なぜ、これだけアルファードと差が開いたか。
私は内外装デザインや性能など基本設計がエルグランドよりは新しく、フロントマスクも迫力あるアルファードが人気なのは当然ですが、一番の要因は車高の高さだと思います。
アルファードの全高が1880〜1950mm。対するエルグランドは1805〜1815mmでグレードよりますが10cm以上もエルグランドが低いので、見た目だけではアルファードよりひと回り小さく感じますね。
LLミニバンを選ぶユーザーは迫力あるデザイン、そして大きく見えるミニバンを選ぶのだと思います。
それにやはりエルグランドは全体的にどうしても古さが感じられますね。それと価格的にもアルファードと同価格帯ですから、中堅グレードで400万円半ばからですからオプション付けて諸費用、値引き分を考慮してもこのクラスに見合った装備つけると、500万前後、VIPは除外として上級グレードを選択すれば総額600万円を超えることもありますね。
それにこの価格はガソリン車のみ、ハイブリッド車の設定は今のところないないので、この条件下では、迫力があり、存在感があるトップメーカーのトヨタアルファードを選ぶユーザーが圧倒的に多いのは当然といえば当然ですね。
ところで中途半端なオデッセイに戻りますが、今回のマイナーチェンジの情報は、現段階ではフロントマスクとインパネのデザインが公開されていますが、フロントデザインは、フルモデルチェンジと言っていいほど変わりますね。
まあ、前回のマイナーチェンジが内外装共に小規模の変更だったと言うこともありますが、前期型、現行型のオーナーの私にとっては、現行のボディーデザインに今回のフロントデザインはちょっと違和感を感じますね。
顔だけ全く別人って感じで、人面魚のようなイメージですか。
でも、5代目のオーナーや5代目ファンでもなければすんなり受け入れられるいいデザインだと思います。
インパネもだいぶ変わりますが、空調操作パネルとシフトレバーも一新して欲しいところでしたね。
ステアリングやメーターより一番先に目に入るセンター部分ですから、ナビの部分は大きく変わったのにイメージ的には従来とどこが変わったかな、というレベルになっているのは残念です。
ただ、あくまでマイナーチェンジなので、そこまで変えることは難しいと、いうことですね。
このマイナーチェンジで次のフルモデルチェンジに繋がるか、エスティマやエルグランドのように3度目のマイナーチェンジを受けるか、それとも今回マイナーチェンジを最後に消滅するか、あるいはUSAオデッセイの日本仕様設定で昔のラグレイトのようにアメリカ版オデッセイを日本で販売するか。
それとも思いもよらない奇策で復活を遂げるか、いずれにしてもあと2年〜3年は先の話になると思いますが、ホンダ党、オデッセイファン(オーナー)としては気になるところです。
とりあえず今は、サイドとリアのデザイン公開が待ちどうしいですね。(発表されましたらこのあとに続けます。)
果たして5代目オデッセイ2度目のマイナーチェンジ成功となるか楽しみというか心配です。
追記
マイナーチェンジの、より詳しい内容と画像が公開されました。
やはり白はいいですね。
サイドはフェンダーの形状、ドアミラー含めてほとんど変わっていないように見えますし、マイナーチェンジでは窓から上は変えようがないですね。
この白のオデッセイは、ガソリン車だと予想されるので、よくは見えませんが、ホイールも従来のアブソルートにオプション設定のブラックの18インチと思われます。
と、思ったら「e:HEV」のバッジを付けたオデッセイもブラックの18インチ履いていました。
ハイブリッド車も18インチなら、パドルシフトも装備されましたかね。
4WD車は今回も残念ながらハイブリッド車には設定なし、さらにこれまた4WDは8人乗りのみです。
あとはやっというか、前回のマイナーチェンジで追加して欲しかった装備、パワーテールゲートが付きました。
結構開け閉めに力を使うので、最近は滅多に開けませんね。
前回シートヒーターがやっと装備されたように、オデッセイクラスだったらパワーテールゲートだってシートヒーターだって、7年前の5代目デビュー時に付いていて当然の装備だと思いますが、そこがホンダさんの分からないところですかね。
パーキングセンサーだって前回からEXに標準でしたし助手席のパワーシートもそうですね。
今回追加装備されているか分かりませんが、メモリー付のパワーシートにサンルーフも欲しいですね、海外向けにはあるのに日本向けにない装備って多いですよね。
リアについては、まだ未公開のようですが今回の画像を見る限りではテールランプ部分はデザインは大幅には変わっていないような感じですが、落ち着いた雰囲気のデザインでいいですね。
正式発表されたらまた追記します。
ようやく発売され、グレード、価格も出ましたが、遂にといかアブソルートのみのラインナップなりました。
なら、アブソルートとっていうグレード名必要ないかと思います。
アブソルートは2代目マイナーチェンジの際にスポーツモデルのグレード名としてオデッセイに初めて使われた名称で、標準モデルと区別するための名称だと思いますが、標準モデルがアブソルートなら「オデッセイ」「オデッセイEX」でも良い思いますが。
エクステリア、インテリアに上述の通りですが、価格は上がりましたね、装備の充実などなど考えれば当然だと思います。
最低価格は50万円近く高くなっているのは、まあ廉価版の標準モデルがラインナップから外れたので、ガソリン車のアブソルートが最低グレードということになったためなのでしょうがないですね。
最近のホンダ車はグレード少な目になっていますね。
評判は、かっこいい、売れる、という声が多いようですが基本設計は7年前にデビューした車なので、マイナーチェンジでは変更できない箇所も多々あり、ちょっと古い感じがする部分もありますね。
例えば、ドアノブにスマートキーの黒いロックボタン付いているし、新しくなったインパネもシフトノブは古さが滲み出ています。
新しいデザインの中に古い部分がそのまま残っていて、ちょっとバランスが悪いですかね。
現状よりは勿論売れると思いますが、バカ売れはないでしょう。
エスティマも3度目のマイナーチェンジはビッグマイナーで、安全装備も充実しましたが、グレードも集約されました。
結果は、3年後生産、販売終了でした。
私も個人的には、良くなった思いますし、もしかして最後のオデッセイか、という思いもありますが、総額400万円から500万円を出して新車を買うなら、7年目のビックマイナー車は、やはり躊躇しますね。
でも、これが最後のオデッセイとなれば考えますかね。
今は6代目オデッセイの登場を期待しています。